☆2005年障害者自立支援法案反対について
私たちは今回(2005年)の障害者自立支援法案に反対です。
建前は自立支援ですが、自立を支援する具体案はなく、自立を阻害するものでしかないからです。
本当に自立支援したいのなら、就職の差別をなくし、普通の人と同じように仕事を持ち、所得を得られる、実績を出してからにして欲しい。障害者だって税金を納めたい。しかし日本はそのような国ではありません。日本では障害者になったら、お金は出て行くばかりで、一生お金には縁がなく、不安な毎日を過ごさなければなりません。お金がなくなったら、多くの厳しい制約のある生活保護に頼るほかありません。自由で幸福な人生はもうなくなるのです。
URL
http://shozenkyo.shogaisha.jp/
http://www.bund.org/news/20050715-1.htm
http://www.arsvi.com/0ds/200502.htm
http://www.mdsweb.jp/doc/886/0886_03t.html
http://www.j-il.jp/jil.files/daikoudou/200507/13kogibun.html
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-16/2005071601_02_1.html
http://hakuryou-hiiragi.net/archives/2005/06/post_66.html


下記の語群の中から好きなものを選んで、文章を作成して、報道機関、国会議員(特に参議院議員)その他障害者に協力してくれる人々、その他どなたでもかまいません。送って下さい。
メールに限らず、どんな手段でもかまいません。

☆健常者は他人事だと考えています。
☆健常者は他人事だと考えています。しかし、あなたも明日障害者になるかも知れません。あなたの妻、夫、子供、兄弟、親、が障害者になったらと、考えて下さい。
日本人全ての問題です。
自動車事故だけでも、年間1万人が死亡し、十数倍のけが人が出ています。
アスベスト被害など、新しい病気も発生しています。新しい病気では保険金は払ってもらえません。
アスベスト被害で被害者救済が取りざたされていますが、これは障害者を救済する制度が非常に不十分だからです。日本では障害者になると安心して暮らせないということの証明です。

☆障害者の中で成功した人はテレビなどでもてはやされる一部の人だけです。
☆障害者の中にも成功した人はいます。しかし、それはテレビなどでもてはやされる一部の人だけです。
ほとんどが、仕事にも就けず、最低限度以下の暮らしを余儀なくされています。
あなたが見た障害者とはどんな人でしょうか?
重度障害者なのに本を書いた人でしょうか? テレビや新聞に出てがんばっている障害者でしょうか? 街で楽しそうに会話をしている車椅子の人でしょうか? しかし、このような人は非常に良い環境に恵まれている人達です。
本当に支援を必要としている障害者はテレビや新聞には出ません。
むしろひっそりと黙って暮らしている障害者です。
このような障害者は、障害者の事を伝えるのに必要な「話す能力」「発言する能力」を与えられていません。適切な教育を与えられていないからです。
例えば、障害者は、親・担任の教師・学校全体から障害を理解されず、邪魔者扱いされたり、虐待されたりして、育つことも多いのです。障害によっていじめられ、人間不信になることも多いのです。またそれら不当な扱いによりPTSD(心的外傷後ストレス障害)になり、うつ病になる人も多いのです。うつ病を「怠け病」と誤解している人もいますが、うつ病は心的外傷後ストレスによって、脳の一部(前頭前野・海馬・扁桃体)が萎縮して、神経伝達物質が減少してしまう、実体的な脳の病気です。


☆障害者はせめて、普通の人と同じように生活したいだけです
☆障害者はせめて、普通の人と同じように生活したいだけです。しかしこの法案はその願いを踏みにじるものです。
あなたは目を閉じて1日を過ごせますか? 耳をふさいで、手足を動かさずに、1日を過ごせますか? 
☆医療費の過大な負担に反対します。
☆医療費の過大な負担に反対します。
健常者なら医者に行くのは年に1回か2回でしょう。
しかし、障害者は当然のことながら一年中常に医療を必要としています。複数の医療機関に行く必要がある場合も多いです。二次障害を発症することも多いです。
例えば視覚障害者は普通に生活していても怪我をしてしまいます。手足が不自由だと動けないことで、褥瘡ができたりします。
格闘技など危険なスポーツをして障害者になったならともかく、たいていの場合自分に責任はありません。
それでも一生医療費を払い続けなければなりません。
所得も低く、毎日医者に行かなければならない障害者に、医療費負担をこれ以上求めるのはむごい仕打ちです。
せめて、普通の人と同じ程度の負担で済むようにして欲しい。
医療保険が危ないのなら、危険なスポーツなどで怪我をした人とか、タバコやアルコールその他の薬物で病気になった人、には保険を適用しないなどが適切です。それが自己責任というものです。どうか日本を障害者になっても安心して暮らせる国にしてください。

どうか日本を障害者になっても安心して暮らせる国にしてください。


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文章を送るところ
参議銀議員

厚生労働省


内閣総理大臣
厚生労働大臣

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その他ご協力をお願いしたいこと。


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