★今度の参議院選挙は憲法違反
2004/6/4
2004年7月11日参議議員選挙がありますが、今度の参議院選挙は憲法違反です。
2001年の参議院選挙では、鳥取選挙区の「議員1人あたりの有権者数」は24万人、東京選挙区は123万人で、「1票の格差」は5倍を超えていました。
有権者からの「憲法違反」の訴えがされました。
最高裁判所大法廷(裁判官15人)は今年1月、次のような見解を出しました。
(1)「合憲」という人が5人。
(2)「今回の選挙は合憲だが、次回もこの状態なら違憲」という人が4人。
(3)「違憲」という人が6人
結果的に合憲となりました。
しかし、今回の選挙では上記(2)の人が「違憲」に回るはずですから、今回の選挙は10対5で違憲になります。
ところが、定数是正もなく選挙は行われます。
なぜでしょうか?
それは日本では「違憲」の選挙でも、「無効(選挙のやり直し)」にしないからです。だから違憲の選挙を強行できるわけです。
つまり、「法律」よりも「既成事実」を重んじる、法治国家とは思えない悪い習慣が残っているのです。欧米では違憲になれば無効にします。
ではなぜ、日本は無効にしないのでしょうか?
それは日本では、内閣が最高裁判所の裁判官を選ぶとき、「法律」より、「政府に都合」の良い(又は政府を支配している党の利益を優先させる)人を選ぶからです。
では、「政府の都合」より「法律」を重んじる裁判官を選ばせるには、どうしたらよいのでしょうか?
それは、国民審査で、「法律」より「政府の都合」を重んじる裁判官に「×」を付けるしかありません。
どの裁判官がどのような判断をしてきたかは、ネットで調べてください。
広報や新聞には自衛隊関連や選挙関連など肝心なことは載っていません。
このままでは民意を正しく反映しない選挙制度がいつまでも繰り返されることになります。
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