★憲法九条と日米地位協定。

憲法九条と日米地位協定
今月3日会社員佐藤好重さん(56)が惨殺された。
殺害したのは横須賀基地の米軍兵士で、殺害を認めている。
しかし、地位協定により、日本には引き渡されてはいない。
なぜなのか。マスコミでは色々言われているが、核心を突くものはない。
アメリカは表面では、日本を対等の国としているが、
本心では、北朝鮮と大して変わりのない三流国家と思っている。
その一番大きな理由は憲法九条と自衛隊である。
憲法九条も自衛隊もアメリカ主導で作られたが、
日本人はこの矛盾に対して、抵抗しなかった。
アメリカ人は、日本人のことを「金のためなら、制度的矛盾も、道理も、知らぬ顔をする、三流の国民である。日本は法治国家ではない。北朝鮮と同じで、信用ることはできない。」と考えている。また、そう宣伝している。(マスコミは報道しないが)
これがアメリカが日本を信用しない理由だ。
アメリカが日本の司法を信用していたら、地位協定など、とうの昔になくなっていたはずだ。
しかしアメリカ人の立場に立てば、日本を信用しないのは当然だろう。
自分の国の最高法規である、憲法すら遵守できない国なのだから、
法治国家として信用できないし、人権も守るとは限らない、と考えても無理からぬことだろう。
では憲法九条を改悪して、自衛隊をもてるようにすれば、法治国家として信用されるだろうか?
アメリカも世界も、それでは信用してくれないだろう。
なぜなら、たとえば、北朝鮮は条約でも国内法でも、
核兵器を持ってはいけないはずだったが、現在は持っている。 
持ってしまったから、条約を破棄して、法律を核兵器を持ってよいことに変えたら、
法治国家として、信用できるだろうか? 信用できるはずがない。
 それと同じことなのだ。 では、日本が信用を回復するにはどうしたらよいだろうか?
答えは簡単である。憲法(法律)に基づいて、一旦自衛隊を解散し、
その上で、憲法九条を真剣に議論検討し、さらにその上で、
自衛隊なり、日本軍なりを作るべきだろう。
確かにこれは、非常に難しい。政治面でも、経済面でも不可能、
と普通考えるだろう。
確かに今の日本人には無理だろう。
しかし、これをやらないと、真の信用はえられない。
日本が信用される日は来ないのだろうか。
まあ、残念ながら、たぶん来ない。

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